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安藤医院ニュース 2006年5月 vol.4
いよいよ梅雨の季節が近づいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。関節の痛みが悪化したり、体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛下さい。
ジェネリック医薬品の処方を希望される方へ 当院では、ジェネリック医薬品(後発薬品)の使用を希望される方には、積極的に処方させていただいております。先発薬品よりも薬代をお安くできる利点がありますので、処方をご希望の方は医師にご相談下さい。その際に、この「安藤医院ニュース」をみせていただいても結構です。
●●●健康一口メモ
麻しんはどんな病気ですか?
麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる病気で、小児のウイルス性疾患としては重症の疾患です。感染すればほとんどが発症します。生後半年の間は母親からの抗体があり、あまり発症しませんので、患者の大部分は乳幼児です。日本ではアメリカと比較して予防接種率が低く、問題となっており、死亡例の報告もあります。
麻しんは患者からのせきや鼻水で感染します。感染してから発症まで10日から2週間ほどかかります。38−39度ほどの高熱が3−4日続き、機嫌が悪く、くしゃみ、鼻水、激しいせき、目やにや目のまわりが腫れぼったいこと、目の充血、嘔吐、食欲不振等が見られます。この時期を「カタル期」と呼び、コプリック斑という特徴的な白斑が口内の頬の粘膜に出現します。その後、熱は一度下がるように見えますが、再び高熱(39−40度)となり、同時に小さな赤い発疹が2−3日で全身に広がります。この時期を「発疹期」と呼びます。その後は次第に解熱し、発疹は広がった順に色素の沈着を残して消えていきます。、この時期を「回復期」と呼びます。解熱後3日経過するまでは登校停止となります。
上に述べたような典型的な経過をたどれば診断は比較的容易ですが、母親からの抗体の影響や予防接種の効果で、発熱の期間が短く典型的なコプリック斑や発疹が現れない場合もあり、診断が難しい場合もあります。確実な診断には血液中の麻しんに対する抗体の測定を行いますが、結果がわかるまでに2週間以上かかります。
治療は保温、安静、咳止め、解熱剤使用などの対症療法です。麻しんウイルスに対する特効薬はまだありませんので、定期の予防接種を受けておくことが大切です。細菌による2次感染を起こした場合には抗生物質が投与されます。流行時には麻しん患者との接触を避けることが必要ですが、接触後72時間以内ならばワクチンの緊急接種が発症予防に有効とされています。重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を起こし、死亡する場合がありますので、特に乳幼児では症状の変化に注意する必要があります。 【麻しん・風しん混合ワクチンについて】
最近麻しんの定期予防接種の方法が変わりました。麻しんと風しんの対策を強化する目的で、以前別々に接種されていたものを、混合(MR)ワクチンとしていっしょに接種することになりました。定期の予防接種としては、1期と2期の2度に分けて接種します。1期は1歳から2歳の間に接種します。この時期が最も麻しん・風しんに感染しやすいので、1歳になったらなるべく早く予防接種を受けることが重要です。2期の接種は幼稚園の年長児の時期に受けます。
ワクチンを接種して得られる免疫は、実際に麻しんにかかって得られる免疫より弱く、一生続くわけではなく次第に弱まります。また、まれにうまく免疫が得られない場合もあります。予防接種を受けた人でも、麻しんにかかることがあるのはこのためです。
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