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”ヤセ菌”で糖尿病対策?今注目の腸内細菌の正体と増やし方!

[2025.06.25]

「血糖値が下がらない意外な原因は"あの臓器"が関係していた!?糖尿病専門医が語る糖尿病の新常識」

 

「血糖値がなかなか下がらない…」

「糖尿病の薬を飲んでも改善しない…」

そんなお悩み、ありませんか?実はその原因、“腸内環境”にあるかもしれません。

 

この記事を読むと、血糖値がなかなか下がらない本当の原因がわかるかもしれません。
さらにはやせ菌と言われる糖尿病の人に注目の腸内細菌についてもお伝えします。

 

最後には、血糖コントロールに役立つ"とっておきの情報"も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1章:腸と糖尿病の意外な関係

糖尿病といえば、「生活習慣病」やその原因として「食べ物」を思い浮かべる人が多いですよね。

でも実は、問題なのは血糖値を下げる役割を担っているホルモンである、インスリンが効きにくくなる、インスリン抵抗性が奥深いところでは起こっているということを以前をコラムでもご紹介しました。”糖尿病の原因は糖じゃなかった”

 

近年の研究で、インスリン抵抗性は「腸内環境の悪化」と深く関係していることが分かってきました。

 

腸の粘膜が傷つくと、これがいわゆる「リーキーガット」(腸漏れ症候群)ですね。そうなると

エンドトキシン(LPS)という有害物質が体に入いりこむ 慢性炎症を起こし、インスリンの働きを邪魔してしまうんです。インスリン抵抗性につながります。

 

2章:糖尿病患者さんの腸の特徴とは?

私の糖尿病の患者さんでも、便秘や下痢など腸の不調を抱えている方が多いです。

実際、研究によって以下のような腸内の特徴が明らかになっています。

糖尿病の患者さんでは

・善玉菌が少ない

・菌の種類が少ない(腸内の多様性が乏しい)

・ある重要な菌が足りない

 

こんな特徴があります。そして糖尿病や肥満のに少ないその重要な菌こそ、アッカーマンシア・ムシニフィラという菌です。実際にアッカーマンシアが多い人は肥満・糖尿病になりにくく、**“ヤセ菌”**とも呼ばれています。

 

3章:やせ菌 アッカーマンシア菌がすごい理由

この菌は腸の粘膜を守る「バリア菌」とも呼ばれています。これが多いと

 

・腸の壁が強くなる

・炎症が起きにくくなる

・インスリンが効きやすくなる

・さらにGLP-1というホルモン(血糖を下げる)の分泌も増える

 

つまり、アッカーマンシア菌は糖尿病から身体を守る菌なんです!

ではどうやって、アッカーマンシア菌や他 糖尿病の人に少ない善玉菌を増やせるのでしょうか?

第4章:アッカーマンシア菌や他 糖尿病の人に少ない善玉菌を増やす方法

✅【食事の工夫】

  • 水溶性食物繊維(イヌリン、グアーガム分解物):ごぼう、玉ねぎ、海藻、豆類
  • ポリフェノール:緑茶、ブルーベリー、赤ワイン、カカオ
  • 発酵食品:納豆、味噌、キムチ、ぬか漬け(納豆は特に酪酸菌を助けます)

✅【生活習慣】

  • 軽い運動(ウォーキング、ヨガなど)
  • ストレス管理(瞑想・呼吸法)
  • 睡眠の質を高める(腸と自律神経は密接です)

そしてまた最近 腸内環境と糖尿病のお薬との興味深い研究結果があります。

第5章:糖尿病薬メトホルミンの意外な効果

糖尿病のお薬としてよく使われるのがメトホルミン。実はこの薬、アッカーマンシア菌を増やす作用があることが研究でわかっています。当然ですが、その菌が増えるとインスリンの効きが良くなり、より効率的に血糖値をコントロールできるようになり、糖尿病を予防することができます。薬が腸内環境に影響を与えていたなんて、意外ですよね。

 

第6章:糖尿病の方におすすめの腸内環境サプリの現状についてお伝えします

✅【サプリメント】

先ほどお伝えした

  • アッカーマンシア菌入りの海外製プロバイオティクス(例:Pendulum社)
  • 酪酸サプリ、オリゴ糖、プレバイオティクスも補助的に有効

 

そして、最近ではアッカーマンシアを含むサプリも登場しています。しかし残念ながら、今は海外製のみ。今後、日本でも手に入りやすくなる可能性があるかもしれませんね。

 

※現時点では一部の海外製品に限られるので気になる方は医師に相談してください。

 

【今日のまとめ】

 

・糖尿病と腸内環境は密接に繋がっている

特にやせ菌問われているアッカマンシア菌は

・アッカーマンシア菌は腸の粘膜を守る"糖尿病にやさしい菌"

・アッカーマンシア菌など糖尿病の人に少ない善玉菌を増やすには食物繊維やポリフェノール、発酵食品が大事

運動 睡眠 ストレス管理も大事でしたね

・メトホルミンがこの菌を増やす手助けをする

・海外ではサプリメントも登場している

 

このように「腸から糖尿病を整える」という視点は今すごく注目されています。

最後までお読みいただきありがとうございました。今後も最新の情報や栄養の話、治療のヒントを分かりやすく発信していきます。

記事執筆者
安藤医院
副院長
権(安藤)れいか
(張 麗香)
資格
  • 日本糖尿病学会 専門医
  • 日本内科学会 総合内科 専門医
  • 抗加齢学会 専門医
  • 日本スポーツ協会スポーツドクター
  • 日本医師会健康スポーツ医
  • 臨床分子栄養研究会 指導医
  • 生涯学習開発財団認定コーチ
  • 日本コーチ協会認定メディカルコーチ
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本糖尿病学会
  • 日本内分泌学会
  • 日本甲状腺学会
  • 日本肥満学会
  • 抗加齢学会
  • 日本マインドフルネス学会
  • 日本メンズヘルス医学会
  • オーソモレキュラー医学会
  • 臨床分子栄養研究会
  • 点滴療法研究会
  • 日本肥満学会

 

 

 

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